これまでにかなり冒険的な人生を送ってきた私が、日本で繰り広げた、5つの‘大きな’冒険についてお話しましょう。
剣岳への道― 日本の全長3200kmを99日間で徒歩縦断 ― 1993年、私の31才の誕生日に、日本本土の最南端九州の佐多岬から最北端北海道の宗谷岬に到達するまで、約3ヶ月間を歩き通す。この間、4足の靴を履き崩したことから、‘Four Pairs of Boots’(日本語版は『ニッポン縦断歩き旅』)と題して、冒険談を初めて出版する。
― 1400kmにわたる四国八十八ヶ所徒歩巡り 一 1つ目の冒険から2年後の1995年に、四国八十八ヶ所遍路巡礼徒歩の旅に出る。 千年にもわたって、遍路が後を絶たないこの巡礼道 ― ここで悟りを開いたといわれる偉大な弘法大使の足跡をたどる。 歩き終えて、私自身、悟りに達したかどうかは別として、道中体験した興味深いエピソードの数々を2冊目の本 ‘Tales of a Summer Henro’(『四国八十八ヶ所ガイジン夏遍路』)にまとめる。
立山神社を参拝する登山者たち― 日本百名山登山 ― 78日間で! 1997年、トラビス・タイアロアと二人で、日本百名山早登りチャレンジに出発。 スタートから78日後に、当時の記録を45日縮めたとして、日本の新聞の表紙をニュージーランドの旗で飾ることとなる。 道中、いかなる天候にもめげず、可能なところではどこでも、食、浴、眠を充たし、体重を失った分、沢山の笑いで鋭気を養いながらの向こう見ずな冒険のエピソードを‘Hyakumeizan’(『ニッポン百名山よじ登り』)にまとめる。
― 日本海側から太平洋側まで3000m級の山を全覇しての徒歩横断 ― 1998年、デイビッド・ジョールと二人で、海岸から海岸への27日間の探検に出発。 若い頃からラグビーや柔道、空手などで酷使してきた体の故障や道中のケガと闘いながらのキーウィ男二人の冒険。
― 西国三十三ヶ所巡礼 ― 2000年にポール・ラウシュとともに、紀伊半島の南端にある青岸渡寺から岐阜の長命寺までの古の遍路道を、徒歩で出発、途中から自転車に乗り換え23日で巡礼を果たす。 この冒険のエピソードは『西国三十三ヶ所ガイジン巡礼珍道中』にまとめられる。